マネークエスト
 
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先物

先物取引とは<将来一定条件で受け渡しを約束する取引>です。
簡単にいえば予約取引のことで、特に取引所で行われる予約取引のことをいいます。英語では、フューチャーズ取引(FUTURES)といいます。
この取引により、例えば農産物の場合なら、農家は現在生産している作物が収穫期にいくらで売れるのか、流通会社は収穫期にいくらで必要な量を買えるのか、といった心配をしないで済みます。農家は収穫前に売上が予測でき、流通会社は収穫期の前に購入費予算を立てられます。
例えば資産運用が目的の場合、受け渡し期日以前に価格が上昇すると予測した時は買い契約をし、価格が上がった時点で売って(転売)その差益を手に入れることができます。
取引所で行われる取引のことを取引所取引といいます。取引所取引の特徴は、商品が定型化されていて、期限日まで、いつでも反対売買を行えることにあります。この期限日のことを「限月(げんげつ)」といいます。また、買う予約をすることを「買建て」、売る予約をすることを「売建て」といいます。
その一方で、95年頃からインターネットが家庭にまで急速に普及し、誰もが容易に金融商品の情報を得られるようになり、金融商品の売買や決済もインターネットを使えば家庭でできる時代になりました。
例えば、株式市場に参加する場合、投資資金は現金で総代金が必要となりますが、先物取引は現金・有価証券で総代金の5-15%の資金で取引を行えます。
先物取引は、当初の予約(買い予約、あるいは、売り予約)に対して、予約の期限(限月)までに、反対取引(売り、あるいは、買い)を行い、その損益をやり取りする取引です。
取引期限内に「買ったものを売る」、あるいは「売ったものを買う」という反対売買を行い、その差額を清算すれば取引が完了します。
価格変動の予測が外れると当然損失が生じますから、取引に際しては十分な市場分析と理解が必要となります。
先渡取引では、通常、予約日に金融商品の受渡しを行いますが、先物取引では、商品を受け渡す代わりに反対取引をして、生じる損益だけを受け渡します。これを差金決済と呼んでいます。
しかし、3kg分の金の取引となると、その資金を用意するのは大変です。そこで、商品先物取引では取引額の一部を証拠金として取引会社に預託し、その証拠金の額で全取引額分の取引ができる仕組みになっています。
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4月27日(金)22:30 | 社会 | 管理

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